2024年度 知られざる朗読劇スケジュール
*定例公演:開演18時45分、閉演は20時50分前後です。
A 池袋会場「セントポールズ会館」2階会議室(最寄:JR池袋駅)
B 芝会場「駐留軍健康保険会館」4階会議室(最寄:JR田町駅)
*出張公演:出張公演も承っております。各種交流団体や事業法人等をご紹介下さい。感動の伝承を何卒お願い致します。
2月16日(金)18時45分~|会場A|台湾を潤した土木技師(八田興一伝)
3月15日(金)18時45分~|会場B|名将の坂の上の雲(乃木希典伝)
西南戦争では薩摩軍に連隊旗を奪われ、陸軍在職中は左遷され、失意で4度も休職し、 その都度、那須野の田舎に引っ込み野良仕事に明け暮れる。時局は 帝政ロシアの南下政策に、明治日本は存亡の危機に直面する。
明治天皇は乃木を必要とした。陛下の思し召しに復帰し、息子二人と共に出征 する。乃木第三軍司令官の任務は旅順の攻略。堅固な要塞に第1次・2次・3次の 攻撃失敗伴い、息子二人を含む膨大な犠牲に、国民の乃木批判は頂点に達する。
苦悩する乃木に閃きが走った。主攻撃目標を203高地に集中する作戦変更を 決断。この命令が旅順攻略戦を勝利に導く分岐点となった。将軍乃木は愚将か 名将か?明治人の気骨に潜む高貴さを迫真の演技で熱演します。
どうぞハンカチのご用意を!!
テーマは[士規七則]です。
4月26日(金)18時45分~|会場A|もう一つの坂の上の雲(小村寿太郎伝)
5月24日(金)18時45分~|会場B|その後の坂の上の雲(高橋是清伝)
私生児として生まれ生後4日で養子に出されるも、養父母の慈愛の中で成長。横浜で異国人から習った英語で米国留学。身売りされ奴隷ごときの実体験から波乱万丈の人生が始まる。
人に騙され唆されても人を恨まず、前半生での七転び八起きで培った豊富な人生経験が後半生に開花する。
日露戦争勃発時、日銀副総裁として戦費調達に向け、海外で獅子奮迅の公債募集に成功。日露戦争での勝利を財政面から支える。大正期の金融恐慌と大震災の猛威に、大蔵大臣として取付け騒動の阻止に辣腕を発揮。全国の銀行に押し寄せた預金者を安堵させる。
昭和期の2.26事件による凶弾に倒れるまで、開国から一等国へと苦難の道を財政面から切り開いた是清の生き様にこそ、混迷する現代社会を歩む道標として迫真の演技で熱演します。
テーマは[経世済民]です。
7月26日(金)18時45分~|会場B|硫黄島戦からの教訓(栗林忠道伝)
硫黄島の象徴である摺鉢山の頂上に6人の海浜隊員によって立てられた星条旗。写真家ローゼンタールが撮ったこの1枚の写真が1945年2月25日全米の新聞に掲載されたとき、米国市民は深い感銘と歓喜の極みに沸き立った。
しかし、圧倒的戦力で臨んだ攻略戦。5日で占領すると豪語していた闘将ホーランド・スミス中将率いる海浜隊員らを待ち構えていたのは、知将栗林忠道陸軍中将率いる小笠原兵団だった。
増援物資が滞る中、米軍の猛攻に対抗した栗林の戦術の先にある戦略とは何だったかを熱く解説します。
戦史より中小企業経営にも相通じる考え方を、史実に基づく感動を交えてお伝えします。
テーマは[責務尊守]です。
8月23日(金)18時45分~|会場A|B級戦犯裁判での正義(岡田資伝)
昭和21年9月20日、元東海軍司令官岡田資中将が、戦時中の米軍捕虜虐待の容疑で巣鴨拘置所(通称:スガモプリズン)に収監された。
自身の生死を省みず、堂々と米軍の非道を断罪し、国際法に基づく行為の正当性を主張した法戦。
被告人の家族が傍聴する中、軍事法廷に響く Answer it !(答えろ!)司令官岡田資中将に浴びせられるバーネット検察官の容赦無き追及。Objection !(異議あり!)中将を擁護するフェザーストン弁護人との息詰まる法廷闘争。そして、裁判長の苦渋の判決。正義は何処に。
法戦史より史実に基づく感動の物語をお伝えします。
どうぞハンカチのご用意を!!
テーマは[責務尊守]です。
9月27日(金)18時45分~|会場B|抑留者たちの劇場建設 (永田工兵中隊伝)
1945年8月、ポツダム宣言を受諾して降伏した日本。旧満州に侵入してきたソ連軍により強制連行された日本兵。
部隊の行き先は中央アジアのソ連邦支配のオアシス都市タシケント。その地での労働はオペラ劇場(通称:ナヴォイ劇場)の建設。寒暖の厳しい中、粗末な食事に理不尽な思想教育。空腹と望郷の念に悩まされながらも勤勉な作業と精巧な出来栄えに、現地のウズベック人の同情は尊敬へと変わる。1991年の独立後、ウズベキスタン国民の日本人への想いが今も語り継がれる。そして、ナヴォイ劇場にオペラ「夕鶴」が舞う感動のフィナーレまでを熱演します。
どうぞハンカチのご用意を!!
テーマは[勤労感謝]です。
10月25日(金)18時45分~|会場A|石油商人の大家族愛(出光佐三伝)
学生時代、恩師から学んだ「士魂商才」や「黄金の奴隷たる勿れ」の薫陶を得て神戸の小さな商店に丁稚入店し、商いのイロハを学ぶ。北九州の実家の困窮に独立を考え、恩人の援助により門司で石油小売店「出光商会」を開業。
旗揚げした佐三に幾多の試練が襲う。縄張意識による営業妨害には海上販売で対抗し「海賊」と呼ばれる。満州での南満州鉄道では外油数社の独占に寒冷地用油で対抗し、外油独占を崩す。
一方で、最愛の妻との別れや銀行の貸し剥がし。石統の嫌がらせ。軍部への施設の拠出や店員らの南方派遣と戦死の報。還暦で迎えた敗戦に全資産の消失。倒産の危機には私財を売り払い、農業・漁業・ラジオ修理業から苦難のタンク底浚いを経て、遂に悲願の石油販売業に復帰する。
そして、外油の企業買収を断り民族資本会社を貫くも、強大なメジャーの圧力に仕入先を求め英国海軍監視下のイラン・アバダン油田へ出光のタンカー「日章丸」が旅立つ。日本人に愛と勇気と誇りを甦えさせた出光佐三の反骨の生涯を描いた史実ストーリーです。
テーマは[士魂商才]です。